農耕の春を迎えて、貴船神社春祈祷の際行われるものである。(毎年3月6日)
坂本7戸、戸毎に長き六尺程片方にサバグチ(つなぎ口)の有る太めの綱を持ち寄り、これを繋ぎ合わせ数珠に見たてる。鉦と太鼓に合わせて、「南無阿弥陀仏」を唱えながら綱を廻し、床に強く叩く。中休みに、各自持参の馳走と酒を、呑み食いしながらのこと。行事が終わると、各自綱を持ち帰り、綱に焼木、ネギ、唐辛子、南天、笹、杉の葉、錦を付ける。この意味は、「ヤケクサイ、カライカライ、ナンテイウコトダ」そういくことは、「サツサト、スギサセ、ワタツテシマオウ」となる。そのため、魔除けとして家屋敷の入り口の木に下げる。
~「でごぐり」の由来~
昔は、若者たちの参加行事で悪魔を払う意味の、綱で床をたたくのが昴じて仲間同士で叩き合い、誇り合うのをこの地方で「でごぐる」と言う。『でごぐり百万遍念仏』と呼んでいる。
撮影年 | 2020年3月 |
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著作 | 山形県 |
制作 | (公財)山形県生涯学習文化財団 |
時間 | 4分57秒 |
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