柳原番楽は、神室修験者が里に伝えたと言われる山伏神楽で、鳥海山から神室山の周囲に分布するものを番楽と呼ぶ。
金山町には2団体が残っているが、柳原番楽も高齢化によって存亡の危機に直面していた平成12年に、JR文化財団の支援によって地区の役員が中心となり復興させ、以降は有屋少年番楽で経験した若者が加入し活発な活動を展開している。
演目は「神舞」「獅子舞」「三人立ち」の3演目しか残っていないが、毎月一回の定期練習日と公演依頼があれば事前練習に取り組み23歳から80歳の世代を超えた交流を楽しみながら演目を増やすべく取り組んでいる。
地区内では8月14日の祭りで奉納し、真室川町の番楽フェスティバル、町産業まつり、小学校の収穫祭、最上伝承芸能懇話会発表会などが恒例の参加行事となり、昨今稀に見た個人宅の厄払いの依頼があれば本来の形として応じている。
撮影年 | 2022年3月 |
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著作 | 山形県 |
制作 | (公財)山形県生涯学習文化財団 |
時間 | 11分47秒 |
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