【仁田山鹿子踊について】
踊りの起源は明らかではないが、村人が小倉山(おぐらやま)で群れ遊ぶカモシカを真似て踊ったところ、その年は大豊作となり、以後「作踊り」としても親しまれるようになったといわれる。
鹿子が背負っている幟の文字「十日雨」・「五日風」が示すように、この地方では十日ごとに雨が降り、五日ごとに風が吹くと豊作になるという言い伝えから、五穀豊穣を祈願する踊りと考えられている。
鹿子踊は、7人の踊り手と2人の地方(じかた)で構成され、踊り手はカモシカをかたどった鹿子頭に膝まで垂らした袋状の幕を付けて、腹に羯(か)鼓(っこ)と呼ばれる小太鼓を抱えて踊る。カモシカを模した踊りは全国的にも大変珍しいと言われる。
地方は垂れ布の付いた饅頭笠をかぶり、着流し姿で太い竹で作った「ささら」という楽器をすり鳴らしながら御詠歌調の唄を歌う。「萩野仁田山鹿子踊」として昭和51年に山形県無形民俗文化財の指定を受けた。
撮影年 | 2015年11月 |
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著作 | 山形県 |
制作 | (公財)山形県生涯学習文化財団 |
時間 | 5分00秒 |
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