きつねのくれたぶんぶく茶(ちゃ)がま

分類: 民話 地域: 置賜地方米沢市 作者: 折原由美子(山形市)

今(いま)でも米沢(よねざわ)南原(みなみはら)、常慶院(じょうけいいん)に宝物(たからもの)として残(のこ)っている茶釜(ちゃがま)。悪(わる)いきつねから取(と)られないように弥八郎(やはちろう)ぎつねの巻(ま)き物(もの)を預(あず)かっていた和尚(おしょう)さま。あの手(て)この手(て)で巻(ま)き物(もの)を奪(うば)おうと悪(わる)いきつねは企(たくら)みます。弥八郎(やはちろう)ぎつねとお寺(てら)の和尚様(おしょうさま)との間(あいだ)には不思議(ふしぎ)な秘密(ひみつ)があったようです。